みをすつ

身を捨てる

二重の整形をした。前回のブログで「社交不安障害のわたしが今一番不安なこと」について話したけど、それは二重の施術を受けることに際しての予期不安だったのだ。

 

当日は抗不安薬を上限量飲んだおかげで(この薬を飲みますというのはカウンセリング時にきちんと先生に申告済み)施術中は頭の震えも呼吸の乱れもなく落ち着いて過ごせた。

 

自分の場合、強い不安が一過性に出ることが多いので抗不安薬を飲むと、緊張する場面は無事やり過ごせた後に頭がぼんやりしすぎて判断力や思考力が落ちるというデメリットがある。

 

施術のときも二重幅を2パターン出されたが、いまいち決めきれず、でも焦りはあって「先生はどっちがいいと思いますか?」とか聞いた気がするが記憶が曖昧だし、結構どっちのパターンを選んだかは忘れたが結果的に満足した仕上がりになったのでよかった。

 

ただ、就職の面接ではそのようにうまくいくわけではないと思うので面接はかなり憂鬱だが、今は早めに社会復帰したいなと思ってる。

社交不安障害(あがり症)が辛い

社交不安障害になってから10年が過ぎたことに気付いてしまった。もうすぐ、人生で今までに体験したことがない、緊張する場面に向き合わなくちゃいけなくて、今から不安や緊張が強い。文章として残すことでなにか変わるかもしれないので、自分の記録として書きます。

 

わたしは他の人の社交不安障害の人の体験談などを読むと「こんなところでも緊張する要因があるんだ」と気付いてしまって、余計に症状が悪化してしまうかもしれないという不安もあるので、この文章に共感できる人はこの記事は逆にあまり読まない方がいいかもしれません。

 

 

①わたしの社交不安障害(あがり症)の症状

わたしが緊張したときに一番出る、一番自分を苦しめている症状は「頭(首)の震え」です。

緊張して声や手足が震えてしまう人は社交不安障害の人だけでなく、誰しもが経験し得ることだと思います。「書痙」という言葉が存在するというのは、裏返すと「人前で文字を書くときに緊張する人が多いからそれを表現する言葉ができた」のだとわたしは考えます。

でも、「緊張で頭(首)が震える」人ってあんまりいないんです。わたしは現実で出会ったことがないし、「緊張 頭 震える」みたいな言葉をGoogleTwitterで調べてもあまりそんな症状を抱えている人はいません。

 

わたしは実際に緊張で頭(首)が震える人に会ったことがないですし、当事者側なので憶測ですが、例えば他人が緊張で声や手が震えてる人を見ても多くの人が「緊張してるんだな」ぐらいにしか思わない気がします。でも、そういう場面で頭(首)が震えている人がいたら緊張云々の前に「どうしたんだろう、この人?」と怪訝に思ってしまう人がほとんどな気がするんです。たぶん、わたしの緊張の症状がもっと一般的なものだったら社交不安障害はこんなに酷くなってなかったと思います。

 

頭(首)の震えを詳細に表現するならば、首が凝り固まって筋肉が緊張して震える感じ。同時に視界が狭くなって呼吸がしにくいと思う時もあります。

 

 

社交不安障害は「予期不安」という「また緊張して症状が出たり、うまく立ち回りできなかったらどうしよう」みたいな症状がありますが、わたしの場合「緊張が怖い」というより「緊張によって頭(首)が震えるのが怖い」んですよね。

 

 

②社交不安障害(あがり症)の症状が出るとき

わたしが自分なりに症状が出るシーンを考えると、

「人の視線(意識)が自分に向けられている時」「動いてはいけない状態の時」が挙げられます。

 

その両方の条件を満たすビッグイベントといえば面接ですが、日常的なものだと歯医者や美容院が当てはまります。一瞬で終わりますが眼科の眼圧検査や検診も苦手です。

「頭が震えて動くと治療や施術に影響が出る」と考えると余計に緊張してしまいます。マンツーマンで他者と対面して、「見られてる(意識されてる)」と考えると首の辺りがこわばってきてしまいます。

 

あとまつ毛パーマとかネイルサロンとかそのような状況が想定されるようなところは行きたくてもどうしても不安が強くて行けない辛さがあります。

 

そういう苦手な状況に行かなければならないときは抗不安薬を飲んでいくようにしてます。

わたしの場合、緊張する最初の5分10分ぐらいが重要でそこを乗り切れれば「もう大丈夫」だと思えて他のことに気を逸らしたりすることができますが、その短時間に感じてしまう不安や緊張が飛び抜けて強いので、その辺りも苦痛です。

 

ちょっと気になるけど薬を飲むほどではない状況もあって、それは映画やライブを鑑賞するときです。後ろの人の視線が気になってしまうと肩が凝り固まってきてしまいます。

「後ろの人の視線が気になる」が顕著に出てたのは学生時代の頃で、一番症状が辛いときは授業の板書をするのに黒板も見れない、ただ座ってるだけでも頭が震えしまう時がありました。

今はそのような状況になることはないのですが、映画館では後ろに人が来ないような座席を選んだしています。

 

あとは映画やライブは内容に集中したり、あえて時々首を動かしたりして気を紛らわせてます。たぶん、後ろの席の人もわたしの頭は視界に入ってるとしても「意識」は画面の中の物語だったり、ステージ上のアーティストに向けられてるんだと思います。視線を向けられたとしても「意識」はされてないと考えると、美容院や歯医者に比べるとマシな気がします。

 

 

よく社交不安障害な人が挙げる苦手なシチュエーションには「発表」や「電話」「文字を書くこと」があると思います。

 

わたしは在職中は人生が掛かってる重要な「発表」をしたことがないので、そういう失敗できない状況下ではまた心情も違ってくるはずですが、どうでもいいような内容だったりする発表は対象者が多いときには一応抗不安薬を飲んで挑んでました。でも気持ち的には美容院とか歯医者とかより断然楽でした。「発表」は動いてはいけないシチュエーションではないので。あと、どうでもいい発表だったらほとんどの人は自分のことなんて意識してないし話も聞き流してるだろうと考えてました。

 

「電話」は一対一のやり取りでときには重要なやりとりもあります。向こうから意識は向けられているものの、相手からの視線はないので電話を掛けたり受ける行為自体には緊張しません。ただ、「電話でやり取りしてるのを他の人に見られてるのが緊張する」という思考をどこかで知ったことがあって、わたしが仕事で電話を受ける状況は大体騒がしく、他の人も自分の仕事をしているシチュエーションが多かったのでそれには当てはまりませんが、もし周りがシーンとしてて自分の返答に聞き耳立てているような雰囲気だったら電話が苦手になってしまうかもしれません。

 

「文字を書くこと」は大勢の人の前でやった経験はほとんどないし、一対一だとしても人生でそれほど重要な書類を書いたこともないのであまり緊張しません。

 

 

あとは「会食」ですが、症状が出やすいときや行ったことがないお店で誰かとご飯を食べるときは少し震えてしまう時があります。でも、会話やご飯に気を向けるようにしたり、勇気を出して相手を見ると「あんまりこっち見てないな」って気付けて、食事中ずっと震えてるということはないです。

ただ一番ひどいときは、人前でペットボトルの水を飲む時も頭が震えてしまったり、「咀嚼音が周りに聞こえたらどうしよう」とお弁当をほとんど噛まずに飲み込んでたりしたこともあります。

 

 

③社交不安障害(あがり症)の対処法って何だろう?

社交不安障害って治すの難しいな、って思います。元々の不安を感じやすい体質に過去のトラウマが合わさって、それによってこれから起こる緊張状況を不安になって、回避しようとして……だからどうしたら治るんだろうって予期不安のときはいつも考えてしまいます。

 

わたしは前の病院ではデパスを飲んでて、今の病院ではソラナックスを処方されてます。

 

抗不安薬の作用について調べると、お薬によって効く時間や強さが違うことが分かりますが、筋緊張(筋肉の強張りを緩める)の効力にも差があります。筋緊張を抑える力が強い=震えにくくなる、のでわたしにとっては重要な要素なんです。

 

デパスソラナックスより筋緊張に効きやすいです。初めてデパスを飲んだときは専門学校面接の前だったのですが、足の力が抜けてふらふらする感じすらありました。出来ればデパスを飲み続けたかったのですが、デパスは依存性の問題などから処方されにくくなり、個人輸入もできなくなってしまったので、今はソラナックスを服薬してます。(もちろんソラナックスにも依存のリスクはあります)

 

 

ただソラナックスを飲んでても、わたしは緊張するイベントの最初の5分10分くらいが不安MAXなので、最大血中濃度(一番薬が効く時間)にそこを合わせてても頭が少し震えてしまうことがあります。

 

 

前に歯医者で頭が震えすぎて治療を途中で10分ぐらいおやすみさせてもらったことがあります。かなり大きい病院でそのとき先生が「頭の震えがあり、一時治療中断」みたいな文章を電子カルテに打ち込んでるのを見てしまい「あーもうーやっちゃったー」とめちゃくちゃショックだったことがあるんですけど「もう一回震えちゃってバレたし、別にもういいや」って諦めがついたのか、再開したあとはさほど震えずに治療を終えられたことがあります。

 

だから「頭(首)が震える」ことよりも「頭(首)が震えてはいけない」という考えの方が今の自分を苦しめてるのかもしれませんが、そこを治すのはかなり困難です……。

 

わたしの場合「震えちゃいけない」「震えたらどうしよう」と考えを向けるより、「今やられてること」に感覚を向ける方が気持ちが楽になります、ほんの少し。

例えば歯医者の治療だったら、歯を器具で触られたり、口を引っ張られたり。美容院だったら髪の毛を切る音とか触られてる感じを意識するようにします。まぁダメなときはダメですが……。

 

 

震えていい、震えることを諦めるのってかなり難しいなって思うエピソードが一個あって、証明写真の機械で履歴書の写真を撮ったときもわたしは頭が震えてました(笑)だれからも見られてないし、震えてもいい状況下なのに、それができないって……とより自分を思い詰めてしまいます。近々また証明写真を撮らなければいけないのでちょっと憂鬱です。

 

 

④わたしの今の状況

わたしは今予期不安に駆られてこんなブログを書いてるんですけど、もうすぐ「人の視線(意識)が自分に向けられていながら動いてはいけない状態の時」を経験しなければいけないからです!それは美容院でもなく、歯医者の治療でもないので、本当に人生初めての経験でかなり不安になってしまいました。

 

10分から15分ぐらいで終わるらしいのですが、わたしの場合掛かる時間はそこまで重視してないので短時間であっても不安で緊張するものは怖いんだよ!!って感じです。

でも、普通の社交不安障害じゃない人にとっても緊張するようなシチュエーションだと思うので、自分がこんなに予期不安を感じてしまうのもしょうがないです。当日はもちろんお薬を飲んでいきます。うまく行っても、うまく行かなくてもブログにはその日のことを書こうと思います。

 

ひとりで行った大阪

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GWに大阪日帰り旅行をした。わたしは無職なのでGWは関係ないのだが、なぜわざわざその期間にしたかというと行きたい推しのイベントがあったからだ。

 

わたしが好きな界隈ではほとんどのイベントは配信やDVDで視聴ができるが、そのイベントは映像化されないと事前に告知されていてそれを知ったとき「これは絶対行きたい!」と思った。会場が大阪なのを知った時は、遠方なので一瞬の迷いが生まれたが「わたし仕事してないじゃん!いつでもどこにでもいける!」とすぐに気持ちを切り替えて応募をした。

昼の部と夜の部があり、両部のチケットが取りたかったが新幹線の時間が夜の部では間に合わなさそうで、初めての一人旅なのでビビって昼の部のみ応募して新幹線を使って日帰りで大阪に行くことにした。

 

大学生の頃に大阪に1度友人数人と出掛けたことがある。そのときいわゆる「梅田ダンジョン」に遭難したことが記憶に強く根付いてる。キャリーケースを入れたロッカーにも辿り着けず、かなり迷って時間ロスをし、夕飯はなぜかラーメンを食べた(気がする)。

 

わたしは人に何かを聞いたりすることが苦手だ。そして人に舐められやすい、蔑ろにされやすいという自覚がある。だから一人旅でもそういう不快な思いをして自分自身のことが嫌いになってしまうのではないかという恐れもあって、最初は日帰りで行ってみようと新幹線のチケットだけとった。

 

 

メインは推しのイベントだったので、観光はほとんどしないつもりで行きたいご飯屋さんだけリストアップして、事前にその場所のアクセス方法やタイムスケジュールを決めた。

お土産のことはほとんど調べてなかったので、ここでリサーチしておくべきだったな、と後になってから思う。

 

 

10時台の新幹線に乗って昼頃大阪に着くというかなりのんびりなスタート。

新幹線改札前は大荷物を持った人たちでいっぱいだった。

最寄りから東京駅までICカードで来たので、新幹線に乗る時は切符2枚を通す前にICをタッチしなければいけないのだが、それがうまくできずに改札に引っ掛かる。同じような人がいっぱいいるのか、改札の向こう側には駅員さんが一改札に一人はいて大声で対応してくれた。

 

東海新幹線に乗ったのも久しぶりで、座席の硬さに驚いた。途中で親子連れが隣に座ってきて、隣になった小学生ぐらいの男の子はゲームをしたりドーナツを食べたりとかなりお利口で、偉いなぁと微笑ましくなった。あまりじろじろ見ない方がいいだろうと車窓側をずっと向いてたら首が痛くなった。ひとりで来たからというのもあるかもしれないが、東京から新大阪はめちゃくちゃ遠かった……。

 

 

新大阪から大阪って地味に離れてるんだな〜って思いながら乗り換え。あちこちから聞こえる関西弁や右乗りエスカレーターに「大阪来た感」を覚えながら移動して、最初に行ったのがルクアの中にある「串かつ だるま」。ひとりでも行きやすいチェーン店で、カウンター席がいっぱいあるところ……と考えてチョイスしたが、さすがGW、めっちゃ並んでた。

 

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これは列を区切るポールに貼ってあった串カツ田中のおじさんシール。これが大阪来て記念すべき最初の一枚。

 

元々ひとりで飲食店に行くのは大の苦手。初めて行くシステムがわからないお店でご飯を食べるなんて普段なら絶対できない。でも、わたしは今大阪にいる。旅先の恥はかき捨て!もう来ないかもしれないし!思い切って列に並んだ。ひとりで来てるおじさんも2人ぐらいいてちょっと助けられた。

 

2、30分並んで順番が来た。カウンターは2人席で区切られており、ひとりだと席を広々と使える。お得なセットもあったけど、わたしは食べたいものをバラバラに注文した。注文がスマホだけで済ませられるのもひとりで来てる身としてはかなりありがたい!

 

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並びながら「串かつって……近くにある串カツ田中でよかったんじゃないか?」って思ってしまったが、大阪で食べる熱々の串カツはめちゃくちゃ美味しかった。

 

串かつが美味しすぎておかわりもしてしまい、正直お腹は空いていなかったが次は新梅田食堂街にある「はなだこ」へ。御堂筋南口を出てすぐだったと思う。

このお店を選んだのは「大阪 女一人旅」でYouTube調べた時に色んな人が行ってたから。

 

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これは並んでる時に渡された注意書き。ここもめっちゃ並んでて、外国の人も多かった。串かつ並んだ時の自信があって恐れず列に加わることができた。

この店はねぎ盛りだくさんのたこ焼きが有名らしいけど、かなりお腹いっぱいで、ねぎもすごく好きなわけではないので普通のたこ焼きにした。

写真はないけど柔らかいトロトロのたこ焼きで美味しかった。でも、お腹が空いていればもっと美味しさを実感できたはず……あと食べるところは「カウンター」って書いてあったけど実際は「店員さんがたこ焼きを焼いているところをガラスで仕切ったときにできたその辺の縁(ふち)」って感じでかなり狭く、ガラス越しにたこ焼き製造中の店員さんと向かい合って食べることになる。店員さんはもちろんこちら側に興味のかけらもないと思うが、なんとなく食べにくかった。ゴミは捨てずにそのままでいいらしい。店員さん忙しそうだけど優しかったな。

 

 

思ったより時間が空いたので「露天神社」というところに行った。たこ焼きの待ち時間に近場で行きやすい神社仏閣を調べて出てきたのがここだった。

曽根崎心中」の元になった二人が境内内で最期を遂げたところとして有名で恋愛成就の御利益があるとされてるらしい。人もそれほど多くなく、ひとりで来てる女の人もちらほらいた。あとは天気も良かったのでかなり過ごしやすかった。

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「恋人の聖地」って観光スポットを認定するシステムがあるらしい。「恋人の聖地」って自然となるんじゃなくて、作られるものなんだ…。

 

職なし恋人なしのわたしはお参りをし、ここでも「旅先の恥はかき捨て!」と心の中で唱えながら絵馬を買って願掛けをした。

絵馬もお守りも色んな可愛い種類があったし、あちこちに心中した二人をイメージしたイラストや銅像が立ってたり、木彫りの干支の置物が飾ってあったりと、こぢんまりしてる神社だけどすごく楽しめた。

 

楽しみすぎてイベントに遅れそうになり、小走りで乗り換えをして会場に。

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これは会場の可愛いロゴ。

 

駅から会場までの複雑な道のりは有志の方が写真付きでルート案内をしてくれているサイトを頼りに行けた。このサイトがなかったらたぶん辿り着けなかった。助かりました。

 

イベントはめちゃくちゃ楽しくてあっという間に終わった。一瞬一瞬を目に焼き付けようとしても終わった後は「いやー最高!」の一言で完結してしまい、結局詳細の記憶がほとんどないのはどうしたら治るのだろう……。

 

流れで同じ推しグループのファンでTwitterのフォロワーさんや初対面の方とお話しをすることになり、ものすごく緊張したけどそれも楽しかった。

わたしはいわゆる「現地」というものをしたことがなかったし、SNS上で仲の良い人もほとんどいない。自分の容姿やコミュ力に自信がないので、オタク友達は作りたいと思ってもなかなか前に踏み出せなかった。でもここも勢いで行ってみたら意外と何とかなった。身の回りで同じグループを好きな人がいないため、生身の人間と推しの話をするという機会自体かなり久々ですごく嬉しかった。

 

 

新大阪に戻り、551の豚まんを買って帰ろうとしたが2箇所あるお店のどちらも今日一番の行列レベルで混んでおり、泣く泣く諦めた。意外と回転率が悪く、「新幹線は絶対に乗り遅れてはいけない!」という認識があったので並ばなかったが結局微妙に時間は余った。最初から並んでいればギリギリ買えたかもしれないが、そういう相談やお土産を分担して買いに行くなどができない点が一人旅のデメリットだなと思った。

 

でも、ずっと買いたかった「○△□」という大阪にしかないタルト屋さんで買い物ができて満足した。

https://bridge-mss.jp

お店が近くにある人、絶対行ってほしい!見た目も可愛くてパッケージデザインやコンセプトもオシャレだし、味もすごく美味しかったから!!もし関東に進出したらわたしはめちゃくちゃ通います。

 

タルト1個・パウンドケーキ1個・タルトを丸ごと1個使ったシェイクを購入。

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この辺で結構疲れてしまい、お土産もあまり買わずに新幹線の改札を通過したものの「せっかくなら駅弁食べたい」と思いホーム上の売店で柿の葉寿司を購入。裏面見たら製造奈良県で、最後の最後で奈良の名物買ってしまったことが判明。

 

柿の葉寿司もまぁまぁ美味しかったものの、串かつとたこ焼き、タルトシェイクでいっぱいになったお腹にとどめをさされ、帰りの新幹線は腹痛と吐き気との戦いだった。あと、日帰りで行くには新大阪から東京はめちゃくちゃ遠かった(2回目)

 

 

旅先の恥はかき捨て!という言葉をお守りにした大阪旅行は少しだけかもしれないけれど自分の壁を壊せた経験になって自信になった。

自分ってひとりでどこにでも行けちゃうんだ、ってことは不安でもあるけど辛いときの逃げ道にもなると思う。

今度は仕事を始めてから、また一人旅に挑戦してみたい。

 

終わりを自分で決められる連休中

仕事を辞めて気が付いたら10日以上経っていた。在職中でとった最長の休みがコロナの療養期間の10日だったので、直近で現在が一番まとまった休日を過ごせている、ということになる。まぁ、まとまった休日も何も、次の職場を決めていない無職なのでこの記録は自分次第でいくらでも更新できる。

 

無職をして分かったことは仕事をしていなくてもやることはそれなりにある、ということ。人に誘われれば出かけるし、病院に行ったり、日用品の買い物をしたりする。わたしは他の人より行動できるターンが少なくて1日一つぐらいしか予定をこなすことができない。そういう性質のおかげで毎日何かしらの予定があるし、予定がすぐに終わったとしても延々とごろごろしたりスマホをして過ごせたりするので、わたしはかなり無職に向いているのかもしれない。実際、10日あったコロナ療養期間中もかなり軽症であったが食料調達の不便さを除いては何も不満がなかった。

 

 

世間はGWだが、無職にGWは関係ない。けれど就職してからずっとシフト制の職場に就いていた自分には仕事をしていたとしてもGWは関係なかった。先に述べたコロナ療養期間の次にわたしが在職中にとれたのはたったの3連休だ。

在職中は「9連休です」「今日から5連休」などとSNSで呟く人たちを憎さが混ざった羨ましい気持ちでみていたが、無職になった今ではそうやってはしゃいでる人たちを「なんか子どもみたいで可愛いな」ぐらいの気持ちで眺めることができる。希望する国民全員が早くたくさんの連休をとれる世の中になってほしい。

 

今日、実家から持ち帰っていたスーツをクリーニングに出した。既卒の転職に(もう退職しているから転職じゃなくて、就職なのか)リクルートスーツは適切なのか色々調べて「リクルートスーツを着ていいのは20代前半まで!」「中のシャツを変えれば着てもよい」など色んなサイトを見れば見るほどわからなくなり、面倒くさくなったので散歩を兼ねてとりあえずクリーニングに出してから考えることにした。仕事を辞めて様々なしがらみから解放されたつもりでいたけど、仕事を辞めたからこそ発生する「面倒くささ」は扱いなれていない分、かなりイライラする。

 

 

仕事を辞めた次の日、同僚数人と飲み会に行く機会があった。そこで一人の同僚から「何してるんですか?」ときかれた。「仕事を辞めて何してるんですか?」という自尊心が高い無職にはつらい質問だ。「何してるんですか?」もなにも、その時は仕事を辞めた次の日にきかれので「昨日退職したばっかりでしょ、1日しか経ってないじゃん。普段の休日と変わらないよ」と答えたが、今同じ質問をされると回答にちょっと困る。

わたしは相手が退職することを知った人に「次の職場どうするんですか?」と質問しない人、無職や休職している相手に「何してるんですか?」ときかない人が好きです。でも、きかれたからってその人のことは嫌いにならない。これは自分への言い聞かせでもあります。

 

 

無職だけどGWは大阪に行く。初めての一人旅だ。推しグループのイベントがありそのイベントが映像化されないことを知ると躊躇なく申し込みを済ませた。ビジネスホテルに宿泊することも考えたがGWで人が多そうだな、と思って日帰りに決めた。

在職中だったら絶対にできなかっただろうな、と思う。

まずGW期間に休み希望が通る可能性がかなり低い。それに働いていたときは、常に疲弊していて無気力状態だった。いくら推しグループとはいえたった1時間のためにお金と時間を割いて出かけるのか、疲れるし傷つくことがあるかもしれないのに。次の仕事のことを考えると家でなにもせずにじっとしているのが一番心身のために良いことだ。そんなネガティブな考えを払拭できたのはわたしが今、仕事をしていないからだと思う。

 

仕事をしていないうちに色んな体験をしておきたい。

 

今週のお題「何して遊ぶ?」

2023年1月

似たような毎日をなんとなく過ごしていているせいか、記憶力が無くなってきてる。先週はどんなことをしてたかとか、先月はどこに出かけたとかすぐに思い出せない。過去の自分と今の自分が繋がっている感覚がない。なので2023年は日記を書こう、そう思って1月が過ぎて結構経った。

 

いつの間にかアナログのスケジュール帳も3年日記も使わなくなってしまった。わたしの過去の呼び水はシフトを管理するアプリだけだった。

 

イベント

2023年を迎えたのは職場だった。年越し夜勤というやつで、そのせいで全く新年感がなかった。仕事は忙しく、休憩室のテレビをまともに見る余裕すらなかった。でも同じ夜勤メンバーに苦手な人がおらず、何も事件が起きなくてよかったと思った。一昨年の年越しは2人分の寿司をUber eatsで注文してひとりでYouTubeの配信見ながら食べていたな。その印象が強過ぎて、夜勤明けで何を食べたのか全く覚えてない。

 

飲み会には月2回行った。普段は入らないようなバーに行ったり、焼肉を奢ってもらったりした。お酒を飲むたびにもっと色んな居酒屋に行ってみたいなと思う。居酒屋の正解探しは難しい。

 

4連休があったはずなのにどこに行った記憶もなく、スケジュールも何も書かれてないからきっと何もしてなかったんだろうなと思う。わたしは引きこもり特性が高いので、休日に何もしないでどこにも行かないのは全く苦にならない。それどころか今はひたすら何もしない時間が無限に欲しい。既に休日は何もしてないことが主なのにまだまだ足りない。

 

買ったもの

無印の福缶当たったので買った。初めての応募で当たったんだけど確率意外と低いらしくって運を使い果たしてしまったのかなって感じ。

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当たった縁起品めちゃくちゃ可愛くてお気に入り。京都のやつらしい。去年初めて福缶の存在を知って、うさぎが好きなのと弟の干支が卯なので抽選に応募した。次は午年に買おうと思ってるので、それまでに徳を積んでおきます。

 

 

趣味

チェンソーマンのアニメを見た、2話までだけど。

歳をとってグロテスクな描写が苦手になってしまったことに気付いた。中学生の頃は「ひぐらしのなく頃に」とか躊躇なく見てたけどあれは本当に厨二病だったのかもしれない。まぁ見ていくうちに慣れるところもあると思うので、気が向いたら続きは見るけど出来れば漫画で読んでみたいなって思う。

それにしてもチェンソーマンはOPとEDの曲が全部いい。普段ハロプロのオタクをしていてハロプロの曲しか知らないので、こういう今時の大衆向けの音楽に触れる機会は貴重。わたしがあの13曲の中で一番好きなのはPEOPLE1の「DOGLAND」、転調大好き人間だから。米津玄師の「KICK BACK」は特別枠。映像が好きなのは4話のED、パワーちゃんが可愛い。

 

2月の日記はリアルタイムで色々書けるようにしたいです。

 

 

 

 

一人暮らし、桃を買う

スーパーで桃がバラ売りされてたので1個買った。家計簿をつけておらず、レシートはすぐに捨てたので値段は忘れた。

一度は売り場を通り過ぎたけど、果物段ボール2個のうちの1個にいい色をした桃が1つだけぽつんと置いてあるのを見て「買ってほしい……」と桃ではなくて、心の中の自分が言っていたのでカゴにそっと入れた。

1枚余ったレジ袋で包んで、いつもより慎重に自転車を漕いだ。

 

 

 

翌日、桃と対面。

 

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好きな料理家さんがTwitterで「桃に頬擦りをするのは大変危険です」という注意喚起をしていたことを思い出しながら、桃を撫でる。手のひらって皮膚が強いんだな(?)と思いながらスマホで桃の剥き方を調べる。桃の剥き方は教わったことがなく、人生で初めて一人で桃を剥くことになる。

 

 

「桃 剥き方」で検索をしてGoogleで一番上に出た方法でやってみることにした。このサイトによるとわたしが買ったのはちょうど食べ頃の桃だったようでラッキーだった。

 

皮を剥くところまでは順調に進んだが、皮を剥くのが難関だった。そのサイトによると「包丁は寝かせて、桃を回転させながら動かす」と書いてあったが、どうしても皮が途中で切れてしまい、ガタガタになった。自己流で林檎の皮むきのようにやってみたりしたけど、林檎の皮むきすらままならない人間が桃を上手に切れるわけが無かった。途中でガタガタに切れた桃を2切れつまみ食いした。めちゃくちゃ美味しかった。

 

力の入れすぎで気づいたら桃から果汁がめちゃくちゃ出てしまって勿体ない気持ちになったりしたけど、何故か最後の2切れぐらいから急にコツを掴んで、あまりガタガタせずに皮もほとんど途中で途切れないで剥くことができた。

 

 

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とはいえこんな感じの出来。桃の剥き方に自信がある人が見たら「ひどい……」ってなりそうな剥かれた桃と皮。

 

台所で立ち食いするには勿体ない果物なので、ちゃんとお皿に入れて食べた。

 

 

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美味し……くなさそう。何故……??加工アプリを駆使してこのビジュアル。

見た目は悪いけど、ちゃんと食べ頃で美味しかった。

 

桃とか葡萄とか梨とかお盆のとき仏壇に備える果物が大好きなので、また手に入れる機会があれば食べたい。

 

残したくない

自分の中をぐるぐる回るネガティブな感情を残したくないと思ってしまったら、自分の思いを言葉にすることが余計苦手になったしまった。

よく、考え事は紙に書くと整理できていい、と言われがちだと思う。だけど紙に書くことで、頭の中の自分の思考とちゃんと向き合わないといけなくなる。紙に書くことでその感情が存在していると改めて認識する。それが負担に思えてしまって、スマホを握り締めながらもやもやした気持ちを吐き出せずに囚われている。辛いのはどっちだ。